パテックフィリップ:PATEX PHILIPPE
その品質は折紙つき 頂点を極めた最高級ブランド
パテックフィリップ社は1839年にポーランドの亡命貴族アントワーヌ・ド・パテックによってスイスのジュネーブに設立された。この会社は竜頭機構という腕時計の機構を開発しており、もしその開発がなかったら腕時計の発展は10年は遅れたであろうといわれている。
パッテクフィリップ社は創業以来本物の時計を目指して手作りによる高級時計を作り続けてきており、全ての部品を自社生産している。そうした時計メーカーは数少ない。ねじ一本でも多くの工程を費やすため一個の時計を作るのには相当の時間がかかり、最低でも9ヶ月、複雑なものになると4、5年を要するといわれている。それも全て手作りによるものであるため一日に生産される時計の数は極少数である。
時計の検査も非常に厳しいものである。1871年(明治4年)から6年かけて岩倉具視、伊藤博文らの使節団が欧米を訪問し、1876年7月1日にパテックフィリップ社を訪れたのであるが、その時の印象が岩倉具視の「米欧回覧実記」に次のように記されていた。「寒温の変にても差を生ぜざるを試験す、その法は、氷中に置く事24時、再び之を120度の温を蓄へたる箱の中に置く事24時、共に微差生ぜざる後にて、真の成就とするなり」。当時非常に厳しい検査が行われていた証拠である、無論現在でも厳しいチェックが行われている事は言うまでもない
パテック・フィリップの時計は、多くの有名人をその顧客に持った事でも知られる。イギリスのヴィクトリア王、ロシアの作曲家チャイコフスキー、ロシアの文豪トルストイ、ドイツの作曲家ワーグナー、フランスの化学者キュリー夫人などがそうで、有名人だけに限ってもその数は枚挙に暇がない。