ハリーウィンストン:HARRYWINSTON

ニューヨーク5番街の「キング・オブ・ダイヤモンド」

ニューヨークの5番街は世界のラグジュアリー、ブランドが軒を連ねる通りである。そこに店を構えるのが世界屈指の宝飾店、ハリーウィンストンである。ハリーウィンストン(創業者)は非常に有名なだけに逸話が結構多い。

宝石商の息子と生まれたハリーウィンストンは、、小さい頃から宝石を見分ける才能を発揮していた。彼が12歳の時のこと、質屋で緑の石のついた指輪を買った。その指輪はよりどり25セントで売られていたアクセサリーの山の中にあったものだった。安物の中にあったぐらいであるから、その緑の指輪は一見すると安物に見えた。しかしウィンストンの目は指輪についている緑の石の正体をつかんでいた。それは2カラットのエメラルドであった、指輪は父の店で売られることになったが何と800ドルで売れたという。ハリーウィンストンの優れた鑑識眼を物語る良く知られた話である。

父親が宝石商であったこともあり彼は小さい頃から宝石の美しさ、特にダイヤモンドの美しさに魅せられた、そして1932年、彼はニューヨークの5番街に宝石店を開業した。彼はダイヤモンドを扱い、やがて世界の主要なダイヤモンドの3分の1までも手がける事になり、「キング・オブ・ダイヤモンド」と称された。

ハリーウィンストンは歴史的に有名なダイヤモンドをいくつも入手したことでも知られている。例えばマリーアントワネットが愛用したといわれている「ホープダイヤモンド」、そのダイヤモンドの原石は17世紀半ばにインドのコラールで発見されたといわれており、重さは112カラット(約22グラム)あったという。それはやがてルイ14世の手に渡り、ハート形にカットされて67カラットになった。この宝石はフランス革命の後に盗まれてしまい一度は行方不明になったものの、再び見つかり所有者を次々に替えていった。最後にハリー・ウィンストンが買い取り、1958年、アメリカ国民への贈り物としてスミソニアン博物館に寄贈した。

 

  

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